赤ちゃんが夜中にうなる・苦しそうにいきむ原因と対処法|消防士パパが深夜に実際に試した5つの方法

育児

深夜2時。隣で寝ているはずの娘が、突然苦しそうにうなり始めた。

育休中の消防士・救急救命士のutakaです。第一子が生まれて間もない頃、深夜に赤ちゃんがうなる・苦しそうにいきむという場面を何度も経験しました。消防の現場では傷病者を前に冷静に動ける自分でも、我が子が苦しそうにしている姿には動揺しました。

救急救命士として「緊急か・緊急でないかを見極める目」は持っているつもりでしたが、初めての子育てでは判断に迷うことが何度もありました。実際に娘のお腹の張りがひどかったとき、便は問題なく出ていたにもかかわらず救急外来に連れて行ったこともあります。結果は「異常なし」。それでも受診して正解だったと思っています。

この記事では、赤ちゃんが夜中にうなる原因と、深夜でも実践できる対処法を正直に書きます。同じように悩んでいるパパ・ママの参考になれば嬉しいです。

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📋 この記事を読むと分かること

  • 赤ちゃんが夜中にうなる・いきむ主な原因4つ
  • 深夜でもすぐに試せる対処法5つ
  • いつまで続く?落ち着く時期の目安
  • 救急救命士の私が娘を救急外来に連れて行った実体験と「行くべき症状の見分け方」

新生児が夜中にうなる・いきむ原因4つ

赤ちゃんがうなる・苦しそうにいきむのには、主に4つの原因があります。多くは生理的なものですが、原因を知っておくだけでパニックにならずに対応できます。

① お腹にガスがたまっている(腹部膨満)

最も多い原因がこれです。赤ちゃんは母乳やミルクを飲むときに空気も一緒に飲み込みやすく、また腸内細菌が未発達なため消化がうまくいかずガスが発生します。
さらに腹筋も未発達なので、自力でガスを出す「腹圧」をかけることができません。お腹が張って苦しくなり、それがうなり・いきみにつながります。

② 眠りが浅い(生理現象)

新生児は昼夜の区別がなく、睡眠サイクルも大人とは全く異なります。レム睡眠(浅い眠り)の割合が非常に高く、半分起きているような状態で「うー、うー」と声を出すことがあります。この場合は苦しいわけではなく、生理的な現象なので心配しすぎなくて大丈夫です。

③ 飲みすぎ

赤ちゃんには「吸啜反射」があり、口に触れるものを吸おうとします。母乳やミルクを与えられるだけ飲んでしまい、胃が膨らんで不快感からうなることがあります。特に授乳直後にうなりが多い場合は、飲みすぎが原因の可能性があります。

④ 排便困難・ガスだまり

腸にガスや便がたまり、出そうとしていきむときにうなり声が出ます。便が出ていても、ガスが抜けきれずに腸内にたまることはよくあります。娘の場合も、排便自体は問題なく出ていましたが、お腹の張りがひどい状態が続いていました。

深夜でもすぐ試せる対処法5つ

どれも道具不要・深夜すぐに実践できる方法です。

① お腹の「の」の字マッサージ

赤ちゃんのお腹に指を当て、ひらがなの「の」の字を書くように時計回りにやさしくさすります。腸の走行に沿ってガスを出口(肛門)方向に動かすイメージです。力は入れず、なでるような感覚で。授乳直後は避け、機嫌がいいときに行いましょう。

② 足の曲げ伸ばし体操

両足首を持ち、膝を曲げてお腹に向かって軽く押し付け、またゆっくり伸ばす動作を繰り返します。腹圧をかける動きを外から補助することで、ガスが出やすくなります。私が深夜に一番よく試した方法で、おならが出ることも多かったです。

③ ゲップを促す

授乳後は必ずゲップを出す習慣を徹底します。縦に抱っこして肩に頭をもたせ、背中を下から上に向かって軽くさすります。出ないときは、前傾みにして膝の上に座らせ、背中をやさしく叩く方法も効果的です。

④ 縦抱き・体勢変更

横に寝かせているとガスが移動しにくいことがあります。縦に抱っこすることでガスが上に移動してゲップとして出やすくなります。うなりが続くときはまず抱き上げて体勢を変えてみてください。

⑤ 授乳量・授乳間隔の見直し

毎回の授乳量が多すぎないか確認します。ミルクの場合は月齢の標準量を参考に量を調整します。飲みすぎが原因の場合、少し量を減らすだけでうなりが改善することがあります。かかりつけの小児科医に相談しながら調整するのが安心です。

いつまで続く?うなりが落ち着く時期の目安

新生児のうなり・いきみは、生後3〜4ヶ月頃を目安に自然と落ち着いてくることが多いです。

この頃になると、腸内細菌が発達して消化がスムーズになり、腹筋もついてきて自分でガスを出せるようになります。また昼夜のリズムがついてきて睡眠サイクルも安定してきます。
終わりが見えないと感じるのが新生児育児のつらさですが、「これは時期が来れば必ず落ち着く」と知っておくだけで、深夜の対応が少し楽になります。

救急救命士の私が娘を救急外来に連れて行った話

正直に話します。

娘が生後まもない頃、お腹が目に見えてパンパンに張っていた時期がありました。排便は当時問題なく出ていましたが、お腹の張りがひどく、ガスが抜けている様子もありませんでした。深夜にうなる件とは別のタイミングです。
救急救命士として消化器系疾患の傷病者を搬送した経験がある私には、「腸閉塞か、何か病気では?」という考えが頭をよぎりました。ただ、バイタルは安定しており、ぐったりもしていない。まず、「様子を見よう」と判断しました。

ただ、妻の不安を払拭することができませんでした。そして私自身も、初めて見るようなお腹の張り方に「これは本当に大丈夫なのか」という迷いがありました。

そこでまず#8000(小児救急電話相談)に電話しました。症状を伝えると「念のため受診してください」とアドバイスをもらい、そのまま救急外来へ向かいました。#8000が背中を押してくれた形です。

結果:診てもらったところ、異常なし。腸の動きも問題なく、ガスがたまっているだけという診断でした。

この一連の流れは、全部正解だったと思っています。「様子を見よう」と一度判断したこと、妻が不安を伝えてくれたこと、#8000に相談したこと、受診したこと——どれも間違っていなかった。

あなたも、夜中に赤ちゃんの様子が気になって「でも大げさかな」と思ったら、まず#8000に電話してみてください。専門家が「様子を見てよい」と言えば安心できる。「受診を」と言われれば動ける。どちらに転んでも、あなたの判断を助けてくれます。

✅ 受診を迷ったら行くべきサイン

以下のいずれかに当てはまる場合は、迷わず受診してください。

  • 38℃以上の発熱がある
  • 母乳・ミルクをまったく飲まない(飲めない)
  • ぐったりしている・反応がにぶい
  • 嘔吐がひどい(特に緑色・黄色の嘔吐物)
  • 3日以上排便がない
  • お腹がどんどん固くなる・張りが増していく

❌ 様子を見てよい可能性が高い状態

  • 機嫌が悪くなく、ミルクも飲めている
  • 排便はある(量・回数は個人差が大きい)
  • うなりはあるが、抱っこすると落ち着く

ただし、「心配だな」と感じたら受診するのが正解です。受診して「異常なし」でも、それは無駄じゃない。プロに確認してもらうことに意味があります。

まとめ:深夜の対応、一人で抱え込まないでください

赤ちゃんが夜中にうなる・いきむのは、多くの場合ガスや消化器の未発達による生理現象です。生後3〜4ヶ月頃には自然と落ち着いてきます。

深夜の対応は本当につらい。眠れない、何をしても泣き止まない、不安で仕方ない——その気持ちはよくわかります。まずできることから試してみてください。

  • ✅ 「の」の字マッサージ
  • ✅ 足の曲げ伸ばし体操
  • ✅ ゲップを促す
  • ✅ 縦抱きに切り替える
  • ✅ 授乳量の見直し

それでも不安なら、迷わず小児科か救急外来へ。「異常なし」で帰ってきても、それで正解です。消防士・救急救命士の私でも、初めての育児は怖かった。でも毎日少しずつ、娘と一緒に慣れていきました。あなたも必ず慣れます。

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