走れない理由を探していませんか。
「体が重くて無理」「運動が続かない」「そもそも走ったことがない」——わかります。でもこの記事を読んだあと、あなたはきっと外に出たくなるはずです。
僕の弟の話をさせてください。
高校まで野球をやっていたのに補欠のまま引退。就職したときの体重は170cm・100kg。当然、走ることすらできませんでした。
それが今、10年間走り続けています。
速くなくていい。タイムを狙わなくていい。弟が証明してくれた「ランニングの真実」を、今日ここで全部話します。
📋 この記事を読むと分かること
- 体重が重くて走れない人が最初にやるべきこと
- ウォーキングからランニングに移行する具体的なステップ
- キロ6分・週3回から始めて1年でハーフマラソンを完走できた実例
- 10年続けるために大切な「たった1つの考え方」
① 「走れない」は恥ずかしくない——弟のスペック
まず弟のことを正直に話します。
高校3年間、野球部に所属していました。ただし補欠。試合に出た記憶はほぼない。そのまま卒業して就職。スポーツをやめた途端、みるみる体重が増えていきました。
就職時のスペック:身長170cm・体重100kg・BMI約34.6。
医学的に言えば「高度肥満」の領域です。
ダイエットのためにランニングを始めようとした。でも走れなかった。体が重すぎて、膝が痛くて、1キロも続かなかった。
これ、笑い話じゃないんです。体重が重い人がいきなり走ると、膝にかかる衝撃は体重の約3〜5倍。100kgなら300〜500kgの負荷が一歩ごとに膝にかかる計算です。走れないのは意志が弱いせいじゃない。体が正直に悲鳴を上げていただけ。
② 走れないなら歩けばいい——ウォーキング1時間からのスタート
弟が出した答えはシンプルでした。
「走れないなら、歩けばいい。」
毎日1時間のウォーキングを始めました。週3回。ペースはゆっくり。汗をかく程度。それだけ。
ウォーキング1時間の消費カロリーは、体重100kgの人で約400〜450kcal。実はこれ、かなりの運動量です。ランニングほど派手じゃないけど、膝への負担は走るときの3分の1以下。続けやすく、体を確実に変えていける。
「歩くだけじゃ意味ない」と思うかもしれません。でも違う。続けられる運動が、最強の運動です。3日で挫折するランニングより、1年続くウォーキングのほうが圧倒的に価値があります。
③ 10分のランニングから始めた——ウォーキングにランを混ぜる
数ヶ月のウォーキングで体が慣れてきたころ、弟は少しずつランニングを混ぜ始めました。
やり方はこれだけ:
- 1時間のウォーキングの途中に、ランニング10分を入れる
- 慣れてきたら5分ずつ増やす(10分→15分→20分…)
- ペースは「話せる速さ」でOK。キロ6〜7分で十分
- 苦しくなったらすぐウォーキングに戻す
これは「ラン&ウォーク法」と呼ばれる手法で、世界中のマラソンコーチが初心者に推奨している方法です。無理に走り続けようとしないからこそ、体を壊さずに距離と時間を伸ばせる。
そして気づいたら——60分連続で走れるようになっていた。
100kgだった体が動くようになった瞬間です。ペースはキロ6分よりも遅い。それでも全然いい。走れていることが、もうすごいことなんです。
④ 週3→週6へ——頻度を上げるタイミング
体が走ることに慣れてきたら、次は頻度を上げました。
| 時期 | 頻度 | ポイント |
|---|---|---|
| 最初の数ヶ月 | 週3回 | まず習慣をつくる |
| 慣れてきたら | 週4回 | 体の回復を確認しながら |
| さらに慣れたら | 週5〜6回 | 生活の一部になってくる |
大事なのは「慣れてから増やす」こと。体の準備ができていないうちに無理に頻度を上げると、必ず怪我をします。弟は焦らなかった。それが正解でした。
ペースは相変わらずキロ6分より遅い。でも週6回、60分走れている。これはもうアスリートの練習量です。速さより量。それが弟のスタイルでした。
⑤ 1年後、ハーフマラソンで2時間切り——「なぜか速かった」笑
週6のランニングを始めてから約1年後。弟はハーフマラソン(21.0975km)に初出場しました。
練習のペースはキロ6分より遅い。なので弟自身は「完走できればいい」くらいの気持ちで出たそうです。
ところが——タイムは1時間58分台。2時間切り。
練習より速いペースで走り切ってしまった。笑
これには理由があります。レース当日の「アドレナリン」と「周囲のペーサー効果」です。周りの人に引っ張られ、応援に後押しされ、気づいたら練習以上のパフォーマンスが出る。ランニング大会あるあるです。
ちなみに、ハーフマラソン2時間切りはキロ5分41秒ペース。これ、決して簡単じゃない。完走率で言えば参加者の上位40〜50%に入るタイムです。「遅い」と思っていた弟が、実はちゃんと走れる体になっていた。
継続は、裏切らない。
⑤-2 その後、フルマラソンへ——そして今も変わらず走り続ける
ハーフを走れた弟は、次にフルマラソン(42.195km)に挑戦しました。
ベストタイムは4時間2分。サブ4まであと2分。でも本人は「別に4時間切らなくていい。」と笑っていました。目的はあくまで体重管理。一貫してブレない。
そして、あの100kgだった体は今——68kg。10年間で32kgの減量に成功し、今もそれを維持しています。
現在の練習スタイル:
- 週6回・1回あたり2時間
- ペースは今もキロ6分程度
- 気分によってフルランの日も、ウォーキング混ぜる日もある
- 目的は体重維持——ただそれだけ
そしてもうひとつ、注目してほしいことがあります。10年間、大きな怪我が一度もない。
弟に聞くと「ゆっくりしか走らないから」と言っていました。これは偶然ではなく、ちゃんとした理由があります。次のセクションで詳しく説明します。
⑥ なぜ10年続いたのか——タイムを目指さなかったから
弟に「なんで続いてるの?」と聞いたことがあります。
答えは一言でした。
「タイムどうでもいいから。」
今でもペースはキロ6分程度。記録を狙うわけじゃない。大会に出るわけでもない。ただ週6回、2時間走る。体重管理のために。それだけ。
ランニングを辞める人の多くは「もっと速くならなきゃ」「大会で結果を出さなきゃ」と追い詰めてしまいます。楽しくなくなったら続かない。当たり前です。
弟は最初から最後まで「体重管理」が目的でした。だからタイムが遅くても全然OK。目的を達成できていれば、それで十分。ゴールを「速くなること」にしなかったから、10年続いた。
⑦ スロージョグでも速くなる——科学が証明していること
弟の話を聞いて、こう思いませんでしたか。「キロ6分でずっと走って、本当に意味あるの?」
あります。科学がちゃんと証明しています。
「ニコニコペース」で走るとミトコンドリアが増える
福岡大学の田中宏暁教授が提唱した「スロージョギング」理論があります。ポイントは「ニコニコペース」——笑顔で会話できるくらいゆっくり走ること。
このペースで走り続けると、筋肉の中のミトコンドリア(エネルギーを作る器官)が増加することが分かっています。ミトコンドリアが増えると、同じペースでも体が楽に動けるようになる。つまり、ゆっくり走り続けるだけで、走力は確実に上がっていくのです。
消費カロリーは距離で決まる、速さじゃない
ランニングの消費カロリーは「体重×距離×約1kcal」で計算されます。つまりキロ6分でも、キロ4分でも、同じ距離を走れば消費カロリーはほぼ同じ。
ゆっくり走るデメリットは「時間がかかること」だけ。そして弟はその「時間」を週6×2時間でしっかり確保していた。だから32kgの減量に成功できた。
ゆっくり走ると怪我をしにくい
ランニング障害(膝・足底・腸脛靭帯など)の多くは、オーバーペース・オーバートレーニングが原因です。速く走ろうとするほど接地の衝撃が大きくなり、体への負担が増える。
スロージョグは衝撃が少ない。だから弟は10年間、大きな怪我なしで走り続けられた。継続できること自体が、最大のパフォーマンスです。
✅ スロージョグのまとめ
- ゆっくり走るほどミトコンドリアが増え、走力が上がる
- 消費カロリーは速さではなく距離で決まる
- 怪我が少ないから長く続けられる
- 「速くなりたい」より「続けたい」人に最適な走り方
⑧ 今日から始めるロードマップ【弟の実例をもとに】
弟の経験をもとに、初心者が無理なく続けられるステップをまとめます。
STEP 1:ウォーキング1時間・週3(最初の1〜2ヶ月)
まず走ることを考えない。歩くことだけ考える。1時間、週3回。それだけで体は確実に変わり始めます。靴は何でもOK。ウェアも普段着でOK。ハードルを限界まで下げてスタートする。
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STEP 2:ランニング10分を混ぜる(2〜4ヶ月目)
1時間のウォーキングの中に、ランニング10分を入れる。苦しくなったらすぐ歩く。これを繰り返す。慣れてきたら5分ずつ伸ばす。ペースはゆっくりでOK。「話しながら走れる速さ」が正解。
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STEP 3:60分連続で走る(4〜6ヶ月目)
ランニングの割合が増えていき、気づいたら60分走れるようになっています。ペースは関係ない。キロ7分でもキロ8分でも、走り続けていることがすごい。
STEP 4:週6まで頻度を上げる(6ヶ月〜1年)
体が慣れてきたら、少しずつ走る日を増やす。週4→週5→週6。急がなくていい。体の声を聞きながら、無理なく。
この4ステップを1年かけてやれば——弟と同じ場所に立てます。
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まとめ:あなたも、今日から始めていい
速くなくていい。
細くなくていい。
走れなくていい。
弟は100kgで、走れない状態から始めました。ウォーキングから始めて、少しずつランニングを混ぜて、気づいたら週6回走れるようになって、1年でハーフマラソンを2時間切りで完走した。今も10年、走り続けている。
すごいのは才能じゃない。「タイムより継続」を選んだこと。それだけです。
この記事を読んでいるあなたは、もうスタートラインに立っています。あとは外に出るだけ。ゆっくり歩くだけでいい。それが10年後の自分をつくります。
今日、歩きに行きましょう。


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